食事療法その2

料理においての強い味方とも言える塩分。これひとつで味を左右してしまいます。しかし腎臓が悪いあなたの場合塩分はかなり控えるように。塩分の過剰摂取は先ほどのタンパク質同様腎臓に負担をかけ、むくみといった症状や、高血圧の恐れがあります。数字で表すと1日の摂取量は5から7g以下が理想です。

 

しかし今まで普通の食事をしていた人がいきなり塩分を控えた食事をしよう、となっても味の薄さに驚くかと思います。結果ごはんが美味しくない、なんてことも。そういった問題を解決に導くいい調味料があるようです。

 

それが香辛料や香味野菜。唐辛子やローリエ、胡椒やわさびといった香辛料。またしょうがやにんにく、ねぎ、しその葉、パセリなどの香味野菜。これらを料理に利用すると塩分を控えられるといいます。

 

理由はもちろん単純なのですがこれらの食材は辛いだの香りが強いだの、そういった部分が薄味をカバーしてくれます。薄味でも美味しい食事を提供してくれるのです。

 

また他にも、同じ食品でも切り方ひとつ変えるだけで塩味の感じ方がかわります。例えばマッシュポテトよりも粉ふき芋のほうが、同じ塩分量でも塩味を強く感じるようです。そういった工夫をすることにより塩分を控えることができます。意識もそうですが工夫も必要のようです。